熊本復興スタディーツアー

 

本ツアーでは、地震直後の状況をよりリアルに感じ、案内役を担う被災地の方は自分の苦しい状況を参加者と共有することができます。
現在、仮設住宅が建設され緊急支援的要素は落ち着いてきましたが、復興に向けて観光・農業・商業の振興は不可欠となっています。
被災地に訪れて地元の方と触れ合うきっかけを作ることで、何度もその地を訪れる継続的な交流が生まれればと思います。

 

◎ツアー内容

プラン1:南阿蘇村復興スタディーツアー

【10:00】南阿蘇村河陽地区とんぼの里「ペンションエリーゼ」訪問
オーナーの山内さんの案内で、地震によって破壊されたペンション内を見学。
地震直後の状況やその後の避難生活についてお話を聞く。
倒壊した阿蘇大橋の目前に移動。被災した方に黙祷。山内さんのお話を聞く。

【11:30】南阿蘇村白水地区白川水源駅に移動

【12:00】「食事処しらかわ」で昼食
女将さんから地震直後からその後の避難生活、現在の観光不振の状況などのお話を聞く。

【13:00】「カフェ倶利伽羅」訪問
コーヒーを飲みながら、店長の伊藤氏から地震直後の消防団活動、全国組織であるRQ災害教育センターとの連携による支援活動、倒壊現場での土木作業中での事故、現在までの生活の変化、観光不振の状況などについて、質問形式で対話する。

団体費用:コーディネーター派遣料8,000円、講師謝金(山内氏+伊藤氏)10,000円
個人費用:昼食代一人1,000円、コーヒー代一人350円(その他ケーキなど注文可能)

 

プラン2:西原村復興スタディーツアー

【10:30】西原村「たんぽぽハウス」訪問
館長の上村さんのから、障害者の自立支援施設である「たんぽぽハウス」の仕組み、地震直後の状況、支援活動、現在の状況、今後の目標など質問形式で対話する。

【11:30】「たんぽぽハウス」で食事をいただく。人数が多い場合は要相談。

【12:30】移動

【13:00】「阿蘇 文化創造館 風流(カザル)」訪問
コーヒーを飲みながら、店長の吉岡氏から地震直後の消防団活動、「たんぽぽハウス」との連携による支援活動、簡易的な建物の支援活動、現在までの生活の変化、観光不振の状況などについて、今後の目標など質問形式で対話する。

団体費用:コーディネーター派遣料8,000円、講師謝金(上村氏+吉岡氏)10,000円
個人費用:昼食代一人500円、コーヒー代一人400円(その他ケーキなど注文可能)

 

※その他、ボランティアがしたい、子ども達の教育目的で、公民館の研修で、大学の学外学習でなど、目的や時間に合わせて、益城町、西原村、南阿蘇村の3地域で私たちが支援している組織や個人を講師に、プランを組み立てます。お気軽にご相談下さい。

 

◎申込みフォーム

参加代表者氏名

参加希望人数 ※記入例 [男性大人0人、女性大人0人、男性中学生0人]

希望プラン
南阿蘇村西原村その他

メールアドレス
※携帯電話の場合「event@gokase.org」からメールを受信できる設定にしていただくか
PCのメールアドレスを使用して下さい。

携帯電話番号

備考

活動中に撮影した写真をHPやチラシで使用することを許可する。
許可

実績報告

4月11日 益城町~西原村へ商品購入および食事で観光支援

益城町「お茶の富澤」富澤さんのお茶を購入 「たんぽぽハウス」上村さんを取材
障害者支援施設にタンボールベットを進呈 農家の久保田さんの「かりんとう」購入

【参加者】
宮崎市内の二人をご案内。一人は熊本地震で被災した方や施設の商品を購入し、宮崎市内で販売をすることで支援している。
もう一人は映像作家で、1年が経過した被災者の状況を取材し映像化することで支援したいと考えている。

【報告】
昨年の地震直後からつながり、一緒に支援を続けてきた被災地の皆さんを訪問し、今後の復興スタディーツアーについて模索した。
課題が山済みではあるが、皆さん諦めることなく前に進んでいる姿が印象的だった。今後どんな支援が出来るのかを考える良い機会となった。

 

 

4月12日 南阿蘇村へ取材および食事で観光支援

「カフェ倶利伽羅」伊藤さんを取材 「ペンションエリーゼ」山内さんを取材
「ペンションエリーゼ」の内部、1階フロント
カメラマン長野良市氏訪問

【参加者】
映像作家とライターの二名

【報告】
南阿蘇村の復興スタディーツアーを考える上で、昨年の地震直後からつながり、一緒に支援を続けてきた、カフェ倶利伽羅の伊藤氏、ペンションエリーゼの山内氏、カメラマンの長野氏を訪ねた。
観光地であった南阿蘇村はまだまだ厳しい状態が続いている。少しでも力になれるよう、出来ることを模索したい。

 

 

◇5月11日 南阿蘇村へ復興スタディーツアー下見◇

カフェ倶利伽羅

とんぼの里
阿蘇大橋崩落現場 犠牲者へのお供え

【報告】
道路事情、現場の現状、移動時間の確認ため下見を行なった。実行可能であることが確認出来た。

 

 

◇5月13日 南阿蘇村へ「復興支援およびPTSD予防ツアー」◇

ペンションエリーゼ 食事処しらかわ
白水水源駅 店長伊藤氏

【参加者】
JA高千穂女性部 89名(大型バス1台、中型バス2台)

【コース】
高千穂町→五ヶ瀬町→熊本県山都町馬見原→南阿蘇村大字河陽地区「阿蘇大橋」崩落現場→河陽地区とんぼの里周辺→南阿蘇村白水地区「食事処しらかわ」、「カフェ倶利伽羅」→宮崎県五ヶ瀬町鞍岡→秋本農園パプリカ研修→高千穂町

【報告】
今回は、熊本地震の被害が大きかった南阿蘇村まで40分の距離にありながらも、被害が少なかったエリアである宮崎県高千穂町、日之影町、五ヶ瀬町のご婦人が中心に参加した。
参加した背景には、ニュースを通してしか被災状況がつかめないことから、実際に視察し被災者の話を聞くことで、より身近な問題として理解を深めたいという思いが強くあった。
崩落現場や断層の亀裂などは、百聞は一見にしかずという衝撃をもって皆息を飲み、現地の人の体験談からは、実際の救援における物資の流れ、火事場泥棒の対策、消防団の役割の重要性、炊き出しについて、復興が進むにつれて浮かび上がった新たな人間関係面での課題など、広範囲にわたる教訓を得ることが出来た。
今後、宮崎では海岸部の南海トラフによる被害の想定もあり、高千穂周辺が被災者の支援に動く可能性が大きいことから、今後の備えを日常生活に活かすための智恵や工夫、なにより地域連帯の必要性を、具体的に学ぶことができた意義は、非常に大きかった。
また、このような機会を設けて、足を運ぶことによって、現地の人々との交流が生まれ、お金を落とすこと自体が経済的な復興支援になるという事実もわかり、観光が主要産業である高千穂町にとって有意義な学びとなった。

 

 

◇5月20日 南阿蘇村へ「小学生環境学習&レクリエーション」◇

ペンションエリーゼ山内さん とんぼの里の倒壊家屋
阿蘇大橋崩落現場 阿蘇大橋崩落現場

【参加者】
諸塚村もろっこサークル

【コース】
諸塚村→五ヶ瀬町→熊本県山都町馬見原→河陽地区とんぼの里周辺→南阿蘇村大字河陽地区「阿蘇大橋」崩落現場→河陽地区阿蘇ファームランド→諸塚村

【報告】
諸塚村の社会教育組織であるもろっこサークルが年間数回行っている体験活動の一環として、南阿蘇村の地震について現地で学び、未だ完全には復興していない阿蘇ファームランドで食事やレクリエーションを行う事で観光支援に貢献する企画。
諸塚村の子ども達は来るまで1時間半程度の所にある南阿蘇村が地震によって大きく被害を受けたことを知ってはいるが実感は無かったようで、捲れ上がったアスファルトや地割れした地面、破壊された家などを見て無言になっていた。
言葉には出来なかったものの、感じた物は大きかったようだ。阿蘇大橋の倒壊現場には、車で走行中に巻き込まれ命を落とした学生を偲んで、花が手向けられていた。皆、息を呑みながら山内さんの今の心境についての話を真剣に聞いていた。
お昼ごはんはそこから直ぐ近くの阿蘇ファームランドのレストランを利用し、かろうじて開放されている「元気の森」でレクリエーションをして遊んだ。
阿蘇ファームランドは地震後、みなし仮設として開放し。多くの被災者の方を助けた。
被災総額数億円と言われているが、未だ復興半ばであり、土曜日ではあるがお客様は少なかった。その辺も子ども達は敏感に感じ取ったようだ。
皆、息を呑みながら山内さんの今の心境についての話を真剣に聞いていた。お昼ごはんはそこから直ぐ近くの阿蘇ファームランドのレストランを利用し、かろうじて開放されている「元気の森」でレクリエーションをして遊んだ。
阿蘇ファームランドは地震後、みなし仮設として開放し、多くの被災者の方を助けた。
被災総額数億円と言われているが、未だ復興半ばであり、土曜日ではあるがお客様は少なかった。その辺も子ども達は敏感に感じ取ったようだ。

 

 

◇11月10日 熊本地震復興支援南阿蘇視察ツアー 日之影町教育委員会◇

地震の時間で止まっている時計 阿蘇大橋の崩落現場
カフェ倶利伽羅でコーヒーを飲みながら伊藤さんの話を聞く 日之影町の皆さん

【参加者】
日之影町教育委員会女性部(大人13名、引率者1名)

【コース】
日之影町→熊本県山都町馬見原→河陽地区とんぼの里周辺→南阿蘇村大字河陽地区「阿蘇大橋」崩落現場→南阿蘇村白水地区「食事処しらかわ」、「カフェ倶利伽羅」→産直物産館「阿蘇望・久木野」→日之影町

【報告】
ペンションエリーゼの山内ご夫妻は、地震体験にとどまらず、その後のやりくりや心構え、先を見越した設計図のようなイメージが分かりやすく伝えられた。
復興を断念し、解体されて更地になった敷地や、震災時のまま朽ち果てたペンションなど、意識上で風化しつつある地震における自然災害の破壊力を見れたことは、非常に大きな意義があった。
阿蘇大橋崩落現場は、金網によって安全対策がとられており、対岸の立野における山肌の崩落や、東海大学周辺の犠牲者の出たアパート跡の更地など、山内氏の案内で直後の状況を知ることが出来た。
食事処「白川」では、女将とスタッフさん3名(いずれも女性)による、女性同士の視点に基づいた交流が行われた。
観光客の激減による収入面でのハンディをどうやってリカバーしていくかが、当面の課題であるという話には、一同が頷いていた。
カフェ「倶利伽羅」を営む伊藤幸蔵氏は、被災者でありながら復旧ボランティアとしてNPO法人五ヶ瀬自然学校と連携し支援活動を行った。
支援物資の扱いや管理について、自衛隊を模した火事場泥棒、地域に馴染まないままの移住者、勘違いしたボランティア、避難場所どうしの連携問題、自治体や消防団の果たした役割、現段階での問題点など、コール&アンサー方式で身近な問題として語られた。
体験者が一方的に話をするのではなく、参加者に問いを投げかけ、双方が考えながら話を進める手法により、自分ごととして捉える事が出来、心に残る学びとなった。
交流・地域にお金を落とす・地震災害の意識風化を防ぐという観点からも、スタディーツアーを継続すべきである。
1泊2日、草刈りや収穫といった農作業ボランティア、山内氏や伊藤氏が講師として防災関連イベントに参加するなど他のプランも検討したい。

 

 

◇8月31日 地震で何が変わったのか?「南山大学政策学部学外学習」◇

カフェ風流の吉岡さんから震災当時と現状の様子を聞く 西原村たんぽぽハウスの上村さんから地震直後の支援
カフェ倶利伽羅の伊藤さん 熊本地震の被害と復興の説明を受ける

【参加者】
南山大学政策学部学生4名、引率教員1名、引率教員のご家族2名

【報告】
震災での食料、日用品不足に対してニーズ調査を行い、被災者が必要としているものをリアルタイムで供給する難しさと重要性を知る。
震災時の支援において連携がうまくいった地域といかなかった地域の違いには人の繋がりが関係しているという話があった。
昨今希薄になっている人や地域の繋がりでは地震が起きた際に立ち行かなくなるのではと危惧すると同時に、それを見直すことで震災に備える必要性を学ぶことができたと学生は語る。
また、防災の意味やボランティアに興味がある方に対しては支援の心構えとしてこのツアー体験してほしいという声もあった。
本プログラムで震災当時の様子を聞くとともに、まだ残る震災の爪痕を目の当たりにすることでよりリアルに被害の大きさを知ることができ、また被災者の生の声を聞ける貴重な体験ができた。