農業で被災地の方と交流しよう

2017年度　日本郵便年賀寄附金配分事業助成　熊本地震・豪雨水害・観光被害　｢学びのある観光」

熊本地震によって、広大な農地を有している阿蘇地域の農業被害は甚大で、山都町、五ヶ瀬町においても地震と大雨によって棚田の崩壊などが起きていました。
この災害に際して、農業の復興支援および農業振興の観点から、南阿蘇村、西原村、益城町、高千穂町、五ヶ瀬町、山都町でのボランティアを募集しました。
被災からの再生を支援しながら、農業ボランティアを通して農家の方とのふれあいを体験できるところが魅力です。

◎実績報告

〈4月15日　益城町／お茶の富澤さん〉

派遣人数：大人4名、高校生2名　計6名

・天候に恵まれて作業が捗り、予定通り作業を終了出来た。
・今年度は春が寒かったため、お茶の芽の動きが遅く、4月末頃から本格的に作業をする予定。今後もお願いしたいとのこと。

〈4月29日　西原村／カザル吉岡さん〉

派遣人数：大人3名

・午前中に少し雨が降ったが、午後からは晴れたので作業に支障は出なかった。
・農園の土地が広大で一人での作業は大変なように思われた。
・ブルーベリーの収穫など、今後も仕事はある。

〈5月8日　西原村／米田さん〉

派遣人数：大人2名

・里芋とお米を一人で４町歩（約四ヘクタール）作っている。草刈り、草抜き、耕作をローテーションで作業を行なっており、この日は里芋の草抜き作業を１日行なう。
・昨年は地震の前に耕作面積を倍に増やし、肥料など資材を注ぎ込んでいたが、地震後作業が出来ず、売り上げを出せなかった。そのため今年度は大きな借金を抱えてのスタートとなっており、本来必要なアルバイトを雇えない状況にある。今後も継続的に支援が必要。

〈5月9日　益城町／お茶の富沢さん〉

派遣人数：大人2名

・急ぎの出荷が入り、製品作りを優先したいということで、午前中は室内作業でお茶の袋詰め作業を行なう。
・午後は1.5町歩程度の茶畑の外周の草刈りを行なう。

〈5月10-11日　西原村／米田さん〉

派遣人数：計4名
10日：大人2名
11日：大人2名

・5月8日の続きで里芋の草抜き作業を行う。

〈5月13-14日　五ヶ瀬町／宮の原集落〉

派遣人数：計36名
13日：大人13名、大学生3名、中高生7名　計23名
14日：大人10名、大学生3名　計13名

13日
・前日に大雨が降ったため実施が心配されたが、当日は晴れて作業可能になった。午前中は畑の状態が良くなるのを待ちながら、全員で防風ネットの補強作業を行った。
・午後からは畑が乾いたので苗の植え付けを行った。五ヶ瀬中等の生徒は植え付けから参加した。
・お昼ごはんには地元五ヶ瀬のお弁当、おやつは農家さん手作りの蒸しパンをいただいた。
・思いの外作業が早く終了。木地屋のお風呂に入り、五ヶ瀬の里キャンプ村にて交流会を行った。

14日
・朝から作業を開始、まずは苗の植え付けを行う。
・その後はまだ苗を植えていない畑の草抜きをして、午前中で作業終了。
・お昼は同じく五ヶ瀬のお弁当。農家さんが草団子、蕎麦がきを振る舞う。

〈5月25-26日　西原村／米田さん〉

派遣人数：計5名
25日：大人3名
26日：大人2名

・里芋の草抜き、その他畑の草刈り作業を行う。

〈5月27日　五ヶ瀬町／宮の原集落〉

派遣人数：大人11名

・午前中はトウモロコシの苗２０００本を植え、午後は防風ネットの補強を行った。
・快晴で作業がしやすかった。日が照っていたのでこまめに休憩した。
・人数が多かったので、作業は順調に進んだ。また、参加２回目のボランティアと農家さんが打ち解けあっている様子が見られた。

次回６月３日は残りの１５００本を植えて防鳥ネットを張る予定

〈5月28日　西原村／米田さん〉

派遣人数：大人2名

・里芋の草抜き作業。

〈5月31日　五ヶ瀬町／桑野内集落〉

派遣人数：大人10名

・午前中は宮の原地区のコンニャク芋を掘り出した。芽が出ていなかったため、辺り一面を掘り返して探す。途中で雨が強くなることもあったが作業を続行。コンテナ３つ分の芋が取れた。
・上組集落センターに移動し、お弁当を食べて午後の作業へ。掘り出した芋を移植した。
・大きな怪我もなく、予定通り作業は終了した。

〈6月2日　西原村／米田さん〉

派遣人数：大人2名

・畑の草刈り作業。

〈6月3日　五ヶ瀬町／宮の原集落〉

派遣人数：大人3名

・派遣者の３名は３回目ないし２回目の参加だったので、スムーズに作業に入ることができた。
・今回は1,500本の苗を植え付けた。これで計7,000本になった。
・植え付けが終わったのでしばらく募集は行わないが、収穫の際には交流会を兼ねてイベントを実施してくれと、農家さんから要望あり。

〈6月5日　西原村／米田さん〉

派遣人数：大人4名

・畑の草刈り作業。

〈6月6－7日　南阿蘇村／木田さん〉

派遣人数：計6名
6日：大人3名
7日：大人3名

・いちご農園の誘引作業。

〈6月8日　益城町／お茶の富沢さん〉

派遣人数：大人3名

・お茶畑の管理作業、お茶の袋詰め作業

〈6月17日　五ヶ瀬町／祇園集落〉

派遣人数：大人7名

・玉ネギの収穫、乾燥作業

〈7月5日　五ヶ瀬町／宮の原集落〉

派遣人数：大人3名

・台風3号の影響で倒れてしまったトウモロコシを起こす作業。急遽のことだったためボランティアは募集できず、五ヶ瀬自然学校が対応。
・午前中までに倒れていたすべてを起こすことができた。

〈7月12日　南阿蘇村／野田さん〉

派遣人数：大人1名、大学生2名　計3名

・いちごの体験農園で使用する予定のコンテナハウスの外装の塗装作業

〈7月21日　西原村／米口さん〉

ニーズ調査：大人2名

・畑と田んぼが合計で10枚程度あり、しかも一箇所に固まっておらず、標高差もある。１枚当たりの大きさが１反以上と大きい。栽培している作物は人参・ニンニク・さつまいも・大根・白菜・米など。それぞれにお願いしたい時期が異なる。

〈7月29-30日　五ヶ瀬町／宮の原集落〉

派遣人数：計14名
29日：大人5名、大学生2名
30日：大人5名、大学生2名

・農家さんからの要望で、収穫のお手伝いを兼ねた交流会を開催した。
・5時に起床、5時30分から作業開始と、農家さんと同じタイムスケジュールで行動した。

〈8月9日　西原村／米田さん〉

ニーズ調査：大人2名

・本当はもっと多いのだが、ともかく急ぎなのは、畑と田んぼの２ヶ所が合計で６反程度。
・田んぼの方は、畝の一部(約10m)が崩落しており、応急で田んぼの植え付けのサイズを変えている。本来10m以上の崩落だと国の補助がつくのだが、自分が不在時に国の役人が調査し、９mなので補助が出せないと一方的に言われてしまった。なので、補強は自力でしなければならない。

〈8月28日　西原村／國本さん〉